2019年8月4日(日)、大東文化大学 大東文化会館ホールにおいて、
小学生・中学生を指導している方を対象に第14回ジュニア指導者クリニックを開催いたしました。
寝る子は育つと言われるように、疲労回復や身体の成長を考える上でジュニア期における睡眠は非常に重要ではありますが、睡眠が"なぜ重要か"という科学的な根拠について深く理解している指導者は少ないのではないでしょうか。西多先生の講演では、睡眠が心身に与える影響だけではなく、睡眠とスポーツパフォーマンスがどのように関連しているのか、様々な研究データを元にご紹介いただき、改めて睡眠の重要性を理解することができました。しかし、睡眠についてはまだまだ明らかになっていない部分も多く、科学の進歩とともにこれからどんどん新しい研究データや情報が生まれてくる分野だそうです。これからの睡眠に関する研究の発展に期待したいです。
早稲田大学スポーツ科学学術院 准教授/
精神保健指定医/睡眠医療認定医
1970年、石川県生まれ。1996年東京医科歯科大学卒業。東京医科歯科大学助教、自治医科大学講師などを経て、現職。ハーバード大学医学部、スタンフォード大学医学部にて留学研究歴がある。日本精神神経学会精神科専門医、睡眠医療認定医、日本体育協会公認スポーツドクターなど。専門は睡眠医科学、身体運動とメンタルヘルス。著書に「『テンパらない』技術」(PHP研究所)、「休む技術」(大和書房)、など多数。
医師による「医学診断」と育成コーチや理学療法士、栄養士による「パフォーマンス診断」に基づいて、適切な治療やセッションを行う「スポーツ総合診療」についてご紹介いただくとともに、選手の痛みの原因をどのようにつきとめていくのか、育成現場におけるSAQトレーニングの活用方法などを非常に分かりやすくお伝えいただきました。現在、部活動のあり方や高校野球における球数制限など、ジュニア選手を取り巻く環境について様々な議論があります。スポーツ障害やジュニア育成などの知識を身につけることで、こうした問題にも適切に対処ができるということを改めて学ぶことができました。
ベースボール&スポーツクリニック育成コーチ/
日本SAQ協会レベル3インストラクター
筑波大学大学院修了。法政大学男子バレーボール部とJAPANサッカーカレッジ(アルビレックス新潟育成組織)にて、専任トレーニングコーチを務めた後、株式会社クレーマージャパンと日本SAQ協会にて、SAQトレーニングのプログラム開発と普及活動に従事した。2013年より、独立行政法人日本スポーツ振興センターにて、地域や広域におけるタレント発掘・育成事業や海外コーチを活用したジュニアアスリートのタレント発掘・育成プログラムの開発に携わるなど、ジュニアアスリートの発掘・育成に関する造詣が深い。現在は、ベースボール&スポーツクリニック(神奈川県川崎市)にて、育成コーチとして、パフォーマンス診断やコーチングを担当している。SAQレベル3インストラクター。
ベースボール&スポーツクリニック 理学療法士
健康科学大学を卒業後、整形外科クリニックに勤務。アスリートから高齢者まで、主に運動器障害による疼痛を持つ方のリハビリテーションに携わる。これまで飛込選手や女子プロバスケットボール選手のコンディショニング、児童に対する投球やかけっこの運動指導なども行っており、ジュニアアスリートの育成にも幅広く関わってきた。『"病態に基いた"機能評価・治療を行う』ことで質の高い治療を提供できるということを念頭に、活動を行っている。現在は、ベースボール&スポーツクリニックにて、リハビリテーションの中心を担っている。
ストレングストレーニングとSAQトレーニングを融合させたトレーニングを実施し、実際に選手のスピードがどのように変化をしたのか。フェルプス氏の視点は、数値的な変化はもちろん、スピードを生み出す「動き」がどのように変化をしたのかを捉えています。実際の選手の動きを見ながら、速さに繋がる動作のポイントを細かく解説をしつつ、その動作につながるSAQトレーニングの方法についてご紹介いただきました。SAQトレーニングがどのようにして選手のスピード能力に作用しているのかが非常によく分かる講演でした。
日本SAQ協会テクニカルアドバイザー/
U.S.バスケットボールアカデミー選手育成ディレクター
現役時代は全米トップクラスのスプリンターとして名を馳せる。指導者転身後は、数多くのプロスポーツチームの指導に携わり、アメリカのスピードトレーニングの発展に大きく貢献した。また、アメリカでの活動と並行して、SAQトレーニングが日本に紹介された当初から国内におけるSAQトレーニングの普及、発展に尽力。楽しいトレーニングの中にも常に正しさを求める指導スタイルは、選手だけではなく指導者からも支持されている。